■ 時代が生んだ「服という名のアート」
1000年に一度の変革期とも言われた80年代。コムデギャルソンがパリで「黒の衝撃」を走らせ、ヨウジヤマモト、イッセイミヤケが世界を震わせました。当時、日本では「DCブランド」が社会現象となり、若者たちは自身のアイデンティティを、その独創的な一着に託しました。
私たちが扱うのは、単なる「古着」ではありません。当時のデザイナーたちが、コスト度外視で注ぎ込んだ圧倒的なクオリティ、そして時代を切り開く反骨精神が宿った「アーカイブ」です。
■ 靴、鞄、アクセサリーに宿る意匠
DCブランドの凄みは、服だけにとどまりません。独特のラストを用いたレザーシューズ、構築的なフォルムのバッグ、そして重厚なシルバーアクセサリー。これらは現在では再現不可能な素材や技法が使われていることも少なくありません。
一着の服、一つの鞄に込められた当時のクリエイティビティを正しく読み解き、現代のマーケット価値へとデプロイします。
■ なぜ「大阪」なのか
かつて、DCブランドブームの熱狂はここ大阪の地でも激しく燃え上がりました。多くの名店が軒を連ね、独自の解釈で着こなすファッショニスタが集ったこの街だからこそ、眠っているアーカイブの質は極めて高いのです。大阪・日本橋を拠点に、次世代のコレクターへと橋渡しする役割を担っています。